定年退官後、8ヶ月目に思うこと

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geralt (CC0), Pixabay

もうすぐ自衛隊を定年退官してから8ヶ月が過ぎようとしています。振り返りつつ、今の気持ちを書いてみようと思います。

 昭和59年3月27日入隊。進学もできたかもしれないけど、なんとなく早く働きに出たいなって思っていました。それよりも、早く家を出たいと思っていたんですよね。「早く家を出たかった」という話は、両親にはした事がないですね。どちらかといえば反対していました。地元でも、もっと良い就職先を選ばせたかったんじゃないかな。でも家を出て独立したい気持ちの方が強かったのです。自衛隊は、ほぼ強制的に隊舎に寝泊りの集団生活ですからね。幹部自衛官だと外からの通勤なのですが、一般隊員は、結婚して申請するか、ある程度の昇級がないと外からの通勤にはならないのです。やめたくなったらやめれば良いやって、本当に軽い気持ちで入ってしまったのです。

 同じ高校から入ったのは2名だけでした。でも、中学校の頃の悪ガキが結構いて、同窓会かと思いました。知り合いが多かったので寂しい気持ちには、ならなかったです。それは、助けられたと思いました。地方から1人で来ている人は、なんだか心細い感じが伝わって来ましたからね。でも、若い年齢での集団生活は遊べないのが辛みでしたね。門限があるんですよ。最初の半年間は、20時45分だったかな。帰る時間が早すぎて、高校の友達とは遊ばなくなりました。さすがに、1人だけそんな時間に帰るんだったら会わない方がましだから。早すぎて、理解されないでしょう。それと、当番制で1日中外に出れない日もありました。月に2、3回かな。刑務所みたいですね。※そう言えば、今はネットゲームがあるのでほとんどの若い人は外に出れなくても苦にならないみたいです。遊び方が変わりましたね。

 当時は、ヤン車と呼ばれる車が全盛期を迎えていましたね。バブル景気で若い人もそこそこ金持ちだったのかな?私も隠れてこっそり所持してたけど。でも、門限早すぎて辛み。

 さて、自衛隊は階級社会です。昇任試験に合格しないと、残りたくても残れないんです。昇任試験を受ける頃になると、私もすっかり自衛隊生活に慣れていたんです。規則正しい生活も、理不尽な生活習慣にも。今から社会に出て荒波に揉まれていくのが怖く感じていたのです。年齢は22歳くらいだから、社会に出ると年下の先輩がいるかもしれない。さすがに今は気にならないと思うけど、当時は「そんなの我慢できるか」という気持ちでした。それで、勉強することになりました。ほとんど暗記の世界なんですけど試験範囲は広かったと思います。学校にいた頃よりも勉強しました。食堂の行き帰りとか、時間があれば自分で作った手帳を見ていました。なんとか合格できました。

 階級が一つ上がった時に、野外専門の部隊から事務職専門の部隊に異動になったわけです。一般社会では、配置換えというのでしょうか。もう自衛隊をやめたくなりました。でもやめたら何がしたいのっていう強い目標もなかったので、誤魔化し、誤魔化せられながら続くことになります。(今思えば、目標と生きがいは絶対に大事)大型自動車の免許もとったし、野外炊事も覚えて、いろんなことも経験できましたけどね。

 野外部隊と事務専門の部隊を両方経験してきたのですが、人と人との強い絆ができるのは野外部隊です。一緒にいる時間も長いし、チームワークで仕事をする。先輩から後輩へと直接的に継承されていく流れがある。だから、思い出も野外部隊にいる時の方が強いですね。10年位の期間だけど、その後の20年よりもよく覚えています。事務職は、その内容から個人戦が多くなるから、書類とにらめっこしている時間に方が長くなってしまいますからね。体を使う方がバランスも保たれているんでしょうね。

 それから、組織の特徴として自殺する人も多いです。(これは、言っても良いのかな?)年齢や階級に関係なく多いです。精神的に追い詰められてしまうのかな。中には入隊後、数ヶ月の人もいました。なんのために入って来たのかなと思います。私の場合は、自分を客観的に見る事ができたので、そこまで追い詰められることはなかったのですが。集団生活と個人生活のバランスも大事ですね。どこに合わせていくか。

 まあ、自衛隊に限らず、規則と自分の立場を守っていればなんとかなると言った感じでしょうか。あんまり積極的に楽しい話は出てこないかなぁ。

 振り返ってみたけど、そんなに大袈裟な話とか楽しい話も出てこなかったかな。もう少し時間がすぎたら、もっと冷静に考えらえる事ができるかもしれません。今は、まだこれからの途中でもあるので、振り返るよりも未来を作っていく方に関心が向いているという事です。明るい未来を作りましょう!

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